理事長挨拶
しもきた商店街振興組合は、1992年9月に下北沢駅旧北口駅前を中心に設立された下北沢駅前商店会を振興組合として法人化し誕生した商店街となります。
戦後から1990 年代前半までは、下北澤駅前食品市場を中心とした生鮮三品が主な業種でしたが、現在は、衣料・雑貨・美容院などファッション・サービス業が多くなっております。
2003 年1月下北沢駅前広場(世田谷区画街路第10 号線) の都市計画決定、2004年9月に小田急線複々線立体交差事業の工事着手、2006年10月に補助第54 号線の事業認可と当商店街の取り巻く環境は大きく変動しております。長年商業集積地であった駅前商品市場の跡地を駅前広場とする工事が進み、少しずつですが、2026 年3月完成予定の駅前の姿が想像できるようになりました。一方、補助第54 号線の工事の影響で、商店街を貫く形で仮囲いが虫食いのように点在するようになっております。
このように、街なかで都市計画事業が進み、無機質な道路事業用地の仮囲いが増えるなか、その道路事業用地を少しでも皆様に解放するため2010年に「下北沢大学」を立ち上げました。ほぼ毎週、駅前周辺でイベントを開催し、工事の影響による来街者数減少を食い止めるための努力を続けております。今後、周辺の他の商店街や町会と連携し、地域振興・地元商店の繁栄も視野にいれた事業を展開していく所存です。
まだまだ道路事業工事が続き、厳しい環境のなかに置かれておりますが、商業者・住民・来街者の皆様、子供から年配者までどの世代でも楽しんで頂ける「みんなのしもきた」を目指 し、今後も商店街活動を続けてまいりますので、引き続きご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
2023 年5月
しもきた商店街振興組合理事長
長沼 洋一郎